スギ花粉の時期とほぼ同時期にヒノキの花粉も飛び出します。
そしてスギ花粉で花粉症を起こす人の約7割の人が、ヒノキ花粉でもアレルギー反応を起こしていると言われています。
もしかしてヒノキ花粉にも反応しているかもと思うなら、きちんと対応しておかないと重症化する事もあるのでここで症状や飛散時期、対処法などを確認しておきましょう。
花粉症 ヒノキ花粉で起こる症状とは?
ヒノキ花粉はとてもスギ花粉と構造が似ていて、アレルギー反応も似ています。
【ヒノキ花粉の主な症状】
・鼻水
・鼻づまり
・くしゃみ
・目のかゆみ
・目の充血
・涙が出る
症状だけだとスギ花粉と区別するのはとても難しいですが、いつもより目への症状が強く出ていたらヒノキ花粉が影響しているかもしれません。
肌荒れもヒノキの方が起こしやすいという声も。
ただ、同じ花粉であっても出る症状は人によって異なるのでスギ花粉なのかヒノキ花粉なのか症状だけで判断するのは難しいですが、スギ花粉のピークである4月を過ぎてもまだなんらかの症状が強く続くのであれば、ヒノキ花粉にアレルギー反応を起こしている可能性が高いと考えられます。
花粉症を起こすヒノキ花粉飛散時期はいつからいつまで?
ヒノキ花粉はスギ花粉とほぼ同じ時期ですが、スギより若干遅れて始まります。
○北海道:4月半ば~6月下旬(ピーク:基本的に少ない)
○東北 :3月半ば~5月半ば(ピーク:4月中)
○関東 :1月下旬~7月上旬(ピーク:3月上旬~4月中)
○東海 :3月上旬~5月下旬(ピーク:4月中)
○関西 :3月半ば~5月下旬(ピーク:4月中)
○九州 :3月上旬~5月半ば(ピーク:3月半ば~4月上旬)
花粉症 ヒノキ花粉対策でするべきことは?
ヒノキで花粉症を起こす場合、スギ花粉同様花粉が飛びだす前から対策をするかしないかで、花粉シーズンを迎えた時の辛さがずいぶん違います。
花粉症の予防効果のある薬を1か月前くらいから飲むのが良いとされていますが、遅くとも2週間前までには飲み始めましょう。
またヒノキ花粉とスギ花粉では薬が異なると思っている人もいるようですが、花粉別に薬があるわけではありません。
アレルギー反応に対しての対処療法なので、同じ薬で効果があるのです。
一般的に病院でも処方される『アレグラ』などが予防効果を発揮してくれるので、早めに飲み始めましょう。
また薬だけでなく、マスクや花粉対策用の眼鏡などで花粉をできるだけ体内に入れない事がアレルギー反応を防ぐ最大の防御ですので、ぬかりなく準備しておきましょう。
まとめ
スギ花粉で花粉症を起こす人の約7割がヒノキ花粉でもアレルギー反応を起こすという残念なデータがありますが、嘆いてばかりいられません。
両方が重なるとやはり一方だけより症状はかなり辛くなる場合があるので、そんな場合はきちんと病院で診てもらう事も大切です。